
どこの事務局を使うにしても、現地民でないかぎり選択肢の学校の医学部のうちどこがいいのかわからないと思います。なので学校を決めるにあたってそこの学校の実績や特色を理解しておくことは大切です。またそれをどうやって知り、活用していくのかを説明していきます。
大学選びについて
主に考慮すべき特徴
いくつかのポイントを挙げるとすると、
- 日本人が何人いるのか
- どの分野が強い(難しい)のか
- 過去に卒業して医師になった日本人はいるのか etc.
日本人の数というのは自分がどのような状況に身を置きたいかによって大きく異なってきます。その数はときには自分にとって障害となり,ときには力になるかもしれないので最も重要な要素の一つです。分野に関しては自分の進級に大きくかかわってきます。当たり前ですが自分が不得意としている分野がそこの学校で強ければ進級することは難しくなります。不得意としていなくても一般的に難しいわけなのでそれを知っておくことは、どのくらいそれに比重をかけるかのマネジメントにもつながると思います。3つ目のポイントはハンガリー医学事務局がいい例で、卒業後に日本で医師になった学生を輩出している実績というのは信用できる最も確実な要素だと思います。
情報収集の方法について
自分が使うエージェントに聞くというのも一つの手ですが、やはり一番の方法は実際に通っている学生の生の声を聞くということです。実際経験してみないとわからないことはたくさんあります。今の時代直接会えなくともSNSなどでいくらだってつながる方法はあります。それらをどう活用するかは自分次第です。またそういう人と一人つながることができれば芋ずる式にいろんな人とつながり、可能性も広がると思います。

大学のレベル
確かにこれまでその大学のレベルには言及してきませんでした。「レベル」というのはあなたの最終目標がどこにあるのかによって変わってきます。もしもあなたが卒業後、その国でそのまま働くのであればそのレベルは一つのステータスとして重要なものになるでしょう。しかし卒業後日本に帰って働きたいのであればレベルは関係ないと私は考えます。なぜなら海外の大学のレベルなど言及されないし(言ったところで誰も知らない)、国試を受けるにあたっては再び日本語ですべてのことを頭に入れなおさないといけないので結局同じなのです。医師になって初めて海外での経験が生きてくるので、日本で医師になるまでのプロセスで「レベル」につまずいていては元も子もないといったところです。それよりも国試を受けれるまでの段階までこぎつけることが先決であり重要だと思います。
まわりの環境
ある程度の生活基盤が構築されている土地であればどこでもいっしょだと私は考えます。なぜなら絶対日本と同じような暮らしを送ることは不可能だし、それが無理なほどのデリケートさを持ち合わせているのならばそもそも勉強以前に海外で生活をするということに向いてないと思います。あえていうなら、空気がきれいなところがいいかなというくらいです。ただし少しの日本とのギャップでストレスは蓄積されていくと思います。そんなときにどうやってそのストレスを解消するかが一番大事です。それは今まで自分がやってきたような方法でもいいし、その土地だからこそできることでもいいと思います。私はこうやってブログをかいたり、週一で友達と授業の合間にスポーツして発散させています。余談ですが、これは遊びという面もありますがカリキュラムにない教科をサインアップすると付加的なクレジットを得ることができるので一石二鳥です。

まとめ
- 大学の特色(日本人の数・特化した分野)
- 在学生の話を聞く
- レベルはそこまで関係ない
- 環境もそこまで関係ない
海外の医学部への挑戦は結局は自分の忍耐力や努力との戦いです。自分の最終目標をしっかりと理解して学校を選んでほしいと思います。そのためには得られる情報はもらっておくに越したことはありません。